これまでの歩み
-知られざる?お茶大の歴史-
お茶の水女子大学は女性のための日本初の官立高等教育機関「東京女子師範学校」として創設されました。
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2008年、三浦徹先生を代表に、お茶の水女子大学の「出る杭を育てる」プロジェクトが始まりました。「出る杭」=「指導的な地位で活躍する女性」を社会に送り出すことが、主なねらいです。その後、マーケティング講座がスタートすると、ビジネスプランコンテスト入賞などの成果をあげ、2017年から本授業は文部科学省の事業の一環として位置づけられています。
ここでは、「(株)コラボラボ」代表の横田響子先生をはじめとするOGの方々、協賛くださる企業の皆さま、学生団体「お茶ビズ(お茶大ビジネスフォーラム)」など、多くの方々とともに歩んできた軌跡をご紹介します。
沿革
2008
2008
「出る杭を育てる〜企業で女性が輝くための学生支援〜」プロジェクト始動
就活生の支援とともに、将来、指導的な地位で活躍する女性(出る杭)を育てます
2011
「よくわかるマーケティング講座」スタート
2013
「異世代女子会」が「学生ビジネスプランコンテスト」努力賞を受賞
2014
「Primary Cooking〜学童保育×料理教室〜」が「第3回ちばぎん学生版ビジネスアイデアコンテスト」優秀賞、「第5回 ビジネス創造コンテスト」優秀賞をダブル受賞
2015
「野菜しい料理ステーション」が「第4回ちばぎん学生版ビジネスアイデアコンテスト」奨励賞を受賞
2017
2017
文部科学省「次世代アントレプレナー育成事業(EDGE-NEXT)」スタート
Global Tech EDGE NEXT:東大コンソーシアム(東大・筑波大・静大・お茶大)採択
後期「よくわかるマーケティング講座」がパワーアップして、正規授業に⇒「アントレプレナー講座(授業名:総合コース)」スタート
2018
「出る杭を育てる」プロジェクト開始から10年!1~3月院生対象「アントレプレナーへの道(ベンチャー編)」開講(「産学連携」の プレ開講)
前期「アントレプレナーへの道(入門編・ビジネスプラン編)」スタート
後期「総合コース」スタート 院生対象「産学連携(実践編)」スタート
「千葉から安心を! 訪日外国人700万人へレンタル防災セットSafety with you」が「第7回ちばぎん学生版ビジネスアイデアコンテスト」奨励賞を受賞
2021
「よくわかるマーケティング講座」(現「アントレプレナーへの道」&「総合コース」)開始から10年! EDGE-NEXT最終年度
2022
2022
「出る杭」プロジェクト生みの親
三浦徹先生のコメント
三浦徹先生
学長特命補佐(前 副学長)
アラブ・イスラム史、中東地域研究
写真:ラホール(パキスタン)の結婚披露宴にて、現地の礼服を着て撮影。
2008年に「出る杭を育てる」学生支援GP(Good Practice)が始まる前、お茶大のキャリア・就活支援部門は非常勤スタッフのみでした。GPによって、佐々木栄講師、岸野幸子AFが常勤となり、お二人と横田先生の提案で2011年からマーケ(ビジネスプラン)講座が開始されました。私がキャリア教育が重要と考えたのは、自分自身が学生時代に進路に悩み、就活に苦しみ、卒業後民間企業で働いた経験からでした。商品の「仕上がり」をイメージし「アイデアやプロセス」をチェックするという思考・行動パターンを学び、それは大学の授業や研究でも生かされました。「出る杭」事業がステップとなり、キャリア支援の常勤スタッフ(教員、AF)が配置され、ビジネスプラン(アントレ)講座はお茶大の定番メニューとなっています。お茶ビズ(OG)のネットワークが魅力です。